新型コロナウイルスのワクチン接種と背骨のズレ

アシンメトリ現象

2021年10月06日 10時00分

新型コロナウイルスのワクチン接種と背骨のズレ

新型コロナウイルスが蔓延し始めてそろそろ2年になろうとしている。当初は単なる新種のかぜだろうぐらいの認識だったが、またたく間に状況が一変し、世界的なパンデミックとなった。
 モルフォセラピー協会の会員のなかにも大変な経験をした方がおられることだろう。私の昔の知人も感染して入院し、家族の面会も許されないまま病院で亡くなったと聞いた。果たしてこのまま収束に向かうのか。それとも今はまだ序の口に過ぎず、今後ますます猛威を振るうのか。その行方はだれにもわからない。


 仮にこの新型コロナウイルスの実体がつかめたとしても、確実に制御できるわけではない。それでも年初には一応ワクチンが開発され、世界的にも一定の効果が認められている。私もつい最近、2度目のワクチン接種を終えたところだ。しかし接種を決断するまでには大いに悩んだ。情報を知れば知るほど接種への意欲は遠のいたが、未摂取での感染による社会的影響を考慮して摂取に踏み切った。


 そもそもワクチンや抗ウイルス薬はどれも副作用(副反応)が大きい。作用と副作用を天秤にかけると、打つべきか打たざるべきかの判断は非常にむずかしい。特に新型コロナウイルスの場合、現行のワクチンは本人が接種したことで子や孫の世代にどのように影響するかが明確ではない。それだけにこれから子供を作る予定のある若い人にとってはなおさら悩みが深いだろう。


 高齢者である私にしても、2011年の原発爆発事故当時の記憶が強すぎて、政府が口にする「安全」という言葉に対してはどうしても疑いが先に来る。ましてワクチンへの疑問には、医師や病院、製薬会社、各国政府やWHOまで、それぞれの立ち場を優先した回答しか出てこない。人類共通の「絶対に正しい答え」など出てくる余地はないのである。
 ワクチンを打つ側の医師のなかにもワクチン接種を拒否している人はいるが、そういう情報をかき集めてみたところで確信のもてる答えなど出せるものではない。最終的には本人の野生の勘に頼るしかないのかもしれない。


 そんななか、モルフォセラピー医学研究所のS医師からおもしろい話を聞いた。
 ある70代の女性がファイザー製ワクチンの2回目の接種後、体温計では熱が出ていないのに手足が熱っぽい。体の節々だけでなく頭や腰も痛む。時間経過とともに少しずつ治まってはきたが、2週間たっても症状が続くので来院された。


 S医師が体を診ると、以前はこんなにズレていなかったのに頚椎下部、胸椎、腰椎がみなガタガタにズレていた。胸部肋骨もズレている。そこで背面から頚椎下部、胸椎、腰椎のズレを戻し、さらに前面から胸部肋骨のズレも矯正すると、手足の熱っぽさと体の節々の痛みや頭痛、腰痛が軽快した。それから1か月以上たつが体調は良好だという。要するにワクチンの副反応だと思われていた症状は、ことごとく背骨のズレによるものだったのだ。


 私も厚生労働省が発表したワクチンの副反応リストに帯状疱疹が名を連ねているのを目にして以来、背骨のズレのせいではないかと疑っていた。メールマガジンや本にも書いてきたように、帯状疱疹そのものは帯状疱疹ウイルスが原因だが、その発症にはまちがいなく背骨のズレが関与しているからだ。


 ワクチンに限らず、何らかの薬の副作用だといわれる症状が背骨のズレによるものだった例は多い。もちろんアナフィラキシーは除外されるが、薬に含まれる化学物質の作用によって背骨がズレたことが症状の原因だったのだ。
 ところが診断する医師たちに背骨のズレという認識がないと、薬が直接それらの症状を引き起こしているように見えてしまう。そのため対症療法に終始するばかりで、いつまでたっても副作用の原因にたどりつくことがない。
 
 実はS医師の他にも、当協会の会員からはワクチン接種後の体調不良が背骨のズレの矯正によって改善した例が寄せられている。今後より多くの症例が集まることで、ワクチン接種と背骨のズレとの因果関係も明らかになってくるだろう。新型コロナウイルスに関しては良い話がないので、私は会員の方々からの症例報告を楽しみにしている。(花山 水清)


2021年09月01日 10時00分

下顎は左にズレている

カテゴリー: アシンメトリ現象

先日、日本モルフォセラピー協会宛に、歯科技工士のT先生から大変興味深い内容のメールが届いた。そこには、3千人分の口腔模型を調べた結果、8割に下顎の左へのズレが確認できたと書かれていたのである。


 さらに下顎だけでなく全身が「左上がりの左らせん回転にねじれ上がっている」とも指摘されていた。この「左らせん回転」とは上体に向かう反時計回りの回転だと解釈できるから、これは明らかに「アシンメトリ現象」のことなのだ。


 これまでにも医学を始め、生物学や心理学などのさまざまな分野において、人体の左右差の研究がされてきた。ところが「左だけ」「右だけ」といった側性に関する研究はほとんど見当たらない。その点、T先生の研究データは完全に側性、しかも左一側性に関するものだから大変貴重である。


 かつて私も、知り合いの歯科医院の協力を得て歯型を調べたことがある。各地の博物館に所蔵されている古人骨を観察し、下顎の側性も探ってみた。しかし下顎というのは上顎にぶら下がった構造なので、その位置は固定されたものではない。そのため側性を計測する際の、基準となる歯列水平面が設定できないのである。このような状態では、たとえ最新の3次元計測器を使ったとしても、側性の変化までは調べようがない。


 ところがT先生は治療用スプリントの作製によって、「機能」を基準として側性を証明してみせた。これは歯科技工士ならではの功績である。この下顎の調査の結果が、私がこれまで実施してきた歯列不正の調査結果とも一致していたことは特筆に値する。


 では「アシンメトリ現象」による歯列不正とは、具体的にはどのようなものだろうか。歯列不正の歯型を詳細に観察すると、上顎の歯茎には絞り上げたように幾重にも斜めの筋目が入っている。そして左の前歯が右の前歯にかぶさる形で生えている。(写真参照)


 つまり歯列不正はランダムに起こるものではなく、何らかの規則性をもった力が働くことによって発生しているのである。もちろんその力とは「アシンメトリ現象」による左咬筋の緊張だ。アメリカの研究者による実験でも、ラットの咬筋を片側だけ切除すると頭蓋や歯列が著しく変形して歯列不正が発生していたので、この因果関係は明らかだろう。


 また上顎におけるひねりの力は、そのまま下顎にも影響する。この力は咀嚼筋による上下運動と相まって、歯列不正だけでなく顎関節症の原因にもなっている。顎関節症には頚椎のズレも影響しているので、それらのズレを矯正することで顎関節症の症状が治まることはご存じの通りである。


 「アシンメトリ現象」に対するモルフォセラピーの効果を検証している「モルフォセラピー医学研究所」でも、ズレの矯正によって顎関節症の症状が改善することが確認されている。さらに症状改善と同時に、噛み合わせの重心が中心に修正されることも機器による計測で明らかになった。


 「アシンメトリ現象」は目で見て確認できる現象である反面、これを数値に置き換えて客観的に証明するのはむずかしい。従って今回、機器計測によって「アシンメトリ現象」の存在とモルフォセラピーの効果を確認できた意義は大きいのである。


 当協会会員の多くも顎関節症などは施術対象として経験しているはずだ。しかしモルフォセラピーの効果を客観的に証明しようとするとなかなか厄介だろう。そこで今後は単に施術しておしまいにするのではなく、もう一段階進めて「効果の証明」という視点をもちながら、それぞれが研鑽に励んでいただけることを願っている。


(花山 水清)


2021年08月04日 10時00分

日本人のコメ信仰が「がん」を呼ぶ!?

カテゴリー: アシンメトリ現象

1980年代のバブル景気で海外旅行が盛んだったころ、日本人の多くはたかが3泊でも日本食を持参していた。本場で立派なフランス料理を食べたあとでさえ、コメのメシを恋しがっていたのである。


 西洋料理には肉が多い。従ってコメに比べて消化が良い。その分、日ごろコメを食べている日本人には腹もちが悪くて物足りなかったのだろうか。


 天武天皇による肉食禁止令(675年)から文明開化(1912年)まで、永きにわたって日本人は肉食をしてこなかった。そのうち「コメさえ食べていればいい」とまで考えるようになり、コメ信仰とも呼べる時代が長く続いた。


 しかしコメなどの穀物は消化に時間がかかるから、西洋人に比べると日本人は腸が長い。だからわれわれは胴長・短足の体型になったのだとまでいわれている。
 確か昭和のころ、国際線の飛行機に日本人が乗るとトイレのタンクがすぐいっぱいになると話題になっていた。当時の航空会社のデータによると、日本人の排泄物の量は西洋人の倍もあったという。それだけ食物繊維の摂取量が多かったのだから、腸が長くなって胴長にもなるわけだ。


 とはいえ、依然としてわれわれのコメに対する信頼は厚い。そのせいでこれまで米飯食のデメリットが語られることはあまりなかった。だがコメや野菜に含まれる食物繊維の消化は、胃や腸に大きな負担をかけている。実はこのことが「アシンメトリ現象」に影響している可能性があるのだ。


 前回は、コメなどの炭水化物に含まれる糖質が「アシンメトリ現象」を助長していると説明した。さらに炭水化物の残りの成分である食物繊維の影響も無視できないことがわかってきた。


 そもそも人間は、草食動物のように食物繊維を分解するための酵素も細菌ももっていない。つまり食物繊維を摂っても、栄養素として取り込むことができないのである。食物繊維を分解できないから、食物を消化管に長時間滞留させることになる。すると胃で血流が滞って、交感神経による血流の切り替えもスムーズにできなくなる。


 しかも血液と貯留した食物の重量も胃に負担をかけている。胃は体の左側に位置するので、その重量が増加すれば体の重心はますます左に片寄る。それが抗重力筋である脊柱起立筋の左側の緊張を増幅させ、結果として「アシンメトリ現象」を悪化させていると考えられるのだ。


 では人間にとって食物繊維の役割とは何だろう。一般的には食物繊維の摂取は腸のお掃除などといわれる。それが便秘の解消につながると信じられてきた。
 しかし実際のところ腸に掃除など必要なのだろうか。食物繊維を摂って一時的に大量の便が出るのが、果たして好ましいことなのか。
 仮に食物繊維が「アシンメトリ現象」を助長していたならば、便秘の解消どころか消化器疾患の引き金になっている可能性すらある。


 以前、世界的に見て日本人には異常に胃がんが多かった。そのため胃がんは日本人の国民病ともいわれていた。諸説はあっても、その本当の原因は当時も今もわかっていないのだ。


 ところが胃がんの原因が、コメが主食だったせいだとしたらどうだろう。米飯食による糖質と食物繊維の過剰摂取だけでなく、コメの胚芽に含まれるアルカロイドや農薬などの有害物質を摂り続けた結果、「アシンメトリ現象」が悪化し、それが胃がんの原因になったのではないか。


 逆に近年胃がんが減ったのも、コメを食べる人が減ったからなのかもしれない。もしそうなら、コメ文化に誇りをもつ民族としては受け入れ難い話だろう。コメ好きの私としてもこの結論はうれしくはない。


 もちろん前回の糖質の話と同様、食物繊維の「アシンメトリ現象」への影響もまだ仮説の段階だ。しかし今後の研究課題として、ぜひあなたにも食物繊維について考える機会をもっていただけたらと思っている。


(花山水清)


2021年07月07日 10時00分

糖質は人類にとって敵か味方か

カテゴリー: アシンメトリ現象

「アシンメトリ現象」とは、人体の左半身の形態と知覚が特異的に変化する現象である。
この現象は腰痛からがんにいたるまで、さまざまな疾患と密接なかかわりをもっているのだ。


 従って、人体から「アシンメトリ現象」を取り去ることができれば、それらの疾患も消去される。
モルフォセラピーは、この「アシンメトリ現象」を取り去るために開発された療法なのである。


 モルフォセラピーでは、「アシンメトリ現象」を悪化させている背骨のズレへの矯正が主体となっている。
その矯正による効果を見れば、「アシンメトリ現象」と疾患との因果関係を実感できるはずだ。
だがモルフォセラピーで背骨のズレには対処できても、「アシンメトリ現象」の根本原因までは解消できない。


 そもそもなぜ「アシンメトリ現象」が出現するのか。
まだその原因が完全には特定できていないのである。
これまでの調査による状況証拠では、食品添加物や殺虫剤などの化学物質、魚介類に含まれる水銀などの重金属のほか、放射線の影響も考えられる。


 もちろん生活習慣や加齢が関与している可能性もある。
それらが複合的に作用することで「アシンメトリ現象」を引き起こしているのだろう。
結果として現在の地球環境は、「アシンメトリ現象」の犯人を特定するよりも、犯人でないものを探し出すほうが難しい状況になっている。


 私は当初、「アシンメトリ現象」の原因物質の最有力候補は、植物毒であるアルカロイドだと考えていた。
古代において人体に有害な物質といえば、ほかには候補が見当たらなかったからだ。
ところが最近になって、なんと糖質が犯人候補として浮上してきたのである。
つまり「アシンメトリ現象」の出現も、人類が農耕を始めた1万年前にさかのぼることになる。


 糖質は、脂質、たんぱく質とともに三大栄養素として、人類には重要かつ不可欠なエネルギー源だと考えられてきた。
しかしここ数年の間にその地位は大きくゆらぎ始めている。


 イスラエルのテルアビブ大学の最新研究によると、本来肉食だった人類は200万年にわたる過剰狩猟によって地上の大型獣を食い尽くした。
そこで主要な食糧源を失った人類は、1万年前ごろから植物性の栄養源を取り入れることで次第に雑食化していったというのだ。


 動物の食性は、肉食・草食・雑食の3つに分類され、これまで人類は雑食だといわれ続けてきた。
しかし肉が手に入らなくなった人類は仕方なく農耕を始め、そこで食性を大きく変えて雑食になったのである。
このような食性の急激な変化が、さまざまな疾患を生み出す原因になっていると私は考える。


 その代表が虫歯だろう。
虫歯の原因が糖質なのはだれもが知っている。
ところが糖質が人間本来の食性に適するものであれば、他の草食や雑食の動物のように、糖質をとっても虫歯になどならないはずなのだ。


 食性の変化が疾患の原因となり得ることは、草食動物である牛に肉骨粉を与えたせいで狂牛病が発生したことでもわかる。
さらに近年の研究では、糖質の摂取は糖尿病だけでなく、発がんにまで影響するといわれている。
そしてこの糖質の摂取が「アシンメトリ現象」にも影響している可能性があるのだ。


 だが仮に糖質が「アシンメトリ現象」の原因物質の一つであるなら、他の有害物質とちがって、実験的に食餌から排除してみることも可能だ。
糖質の影響を抑制できれば、モルフォセラピーの効果もさらに向上するかもしれない。
このことは、「モルセラ医研」の今後の研究テーマとしても期待されているのである。


(花山水清)


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